元ネタ

2009年5月 6日 (水)

オイディプス

NYシーズン3第5話のサブタイトルの「オイディプスの悲劇」の元ネタをちょっとご紹介。

ギリシア神話に登場する英雄の1人として数えられているオイディプスは、テーバイの王子だった。しかし、「父親を殺し、母親と結婚する」という宿命を背負った悲劇の王子だった。

神託を受けたオイディプスは実の父母と思い込んだコリントスの王夫妻のもとへ帰らず、放浪の旅を始めた。狭い山道を進んでいくと、テーバイの王ライオスの乗る馬車で塞がっていた。王が汚い放浪者(オイディプス)を殺そうとしたが、返り討ちにされてしまった。その王が実の父と知らずに。

次に出会ったのは、胸から上は人間の女、それ以外は翼のあるライオンの姿をした怪物スフィンクス。テーバイに通じる道を塞ぎ、なぞなぞに答えられない人間を食い殺す怪物であった。
そのなぞなぞとは…。

「4本足で歩き、2本足で歩いたかと思ったら、最後に3本足で歩く動物は?」

オイディプスはそれを「人間」と解くと、スフィンクスは山から身を投げて死んだ。
テーバイに着いた時、人々から感謝を受けてしまったため、空位になった王の座をつき、未亡人になっていた王妃と結婚した。それが実母と知らずに。

やがてテーバイに厄災が起きると、全ての根源が自分の罪であることを知ったオイディプスは、両目をくりぬいて国を去り、放浪の末に死んだ。

オイディプスはエディプスとも呼ばれ、男性が実母を慕うあまりに実父を亡き者にしたいという願望をフロイトは悲劇の王子に倣って「エディプス・コンプレックス」と名づけている。

ちなみに女性が実父を慕うあまりに実母を憎むという願望を「エレクトラ・コンプレックス」という。これもギリシア神話で実父を嵌めて殺した母と愛人に復讐をしたミュケナイの王女エレクトラに倣ってつけられている。

この元ネタを知れば、NYシーズン3の「オイディプスの悲劇」が面白くなるかもしれない。

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2008年8月31日 (日)

CSI:マイアミシーズン4第14話と第20話の犯罪者カップルの元ネタ

CSI:マイアミシーズン4第14話「影からの逃亡者」と第20話「地獄で愛して」に登場した犯罪者カップル、レオとシエナの元ネタをいくつか紹介しよう。

まず浮かぶのは、1930年代の大恐慌のアメリカで強盗と殺人を繰り返したカップル、ボニー&クライド。
そして、匿名様がコメントしてくださった「ナチュラル・キラー・ボーンズ」のミッキー&マロリーのモデルとなったカリル&スタークウェザー。

どちらも時勢の犠牲者だった。

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