今さら聞けないCSI

2009年10月24日 (土)

低温粉砕法とロシアの遺骨論争

マイアミシーズン7第2話「断末魔のマイアミビーチ」で、アレックスの後任検死官になったタラ・プライスが火だるまになった被害者の歯根を引っこ抜いて、

「DNAラボで、ニコライ2世式で鑑定してもらって」

とデルコに持って行かすことになっていますが、そもそもニコライ2世式とは、「低温粉砕法」のことで2008年にロシア・ロマノフ王朝の最後の皇帝ニコライ2世の家族の遺骨鑑定で使われた。

何故わざわざ骨を低温粉砕するかというと、DNAサンプルの組成が保てられるとのこと。
方法はまず粉砕機に骨を入れて液体窒素で凍らせて、磁力作用で細かく粉砕する。

それからDNAを鑑定作業に入る。しかし、分析するために精製するのに何日もかかり、精密作業が多いためにDNA鑑定は時間を要する作業にもなるし、技術者によっては誤差が生じる(CSIシリーズでは1話完結のストーリー上の都合で比較的簡単にできるように短縮している)。

現在でも真贋論争が続いているニコライ2世の遺骨。
何故遺骨の真贋が起きているのか?

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2009年4月29日 (水)

ザ・ベストハウス123で…

フジテレビ系列で毎週水曜日午後9時からOA中の「ザ・ベストハウス123」で、「凶悪事件を暴いた!日本のスゴい鑑識技術BEST3」が紹介されました。
日本の鑑識技術は、世界でも優秀な技術を持っている。

その優秀な技術を屈指し、凶悪犯罪どころか、世界を揺るがす政治家暗殺事件を暴いたとか。
それではその3つの事件をご紹介。

第1位 フィリピンの政治家暗殺事件を暴いた「声紋鑑識」

1983年、20年間に渡って独裁政治を行っていたフィリピンの大統領マルコスに対抗したアキノ氏がフィリピン兵士に守られながら旅客機が下りてから間もない頃に銃殺された。政府からの発表では、アキノ氏が降りてきたところを背後の男が射殺したといわれたが、その嘘を暴いたのは、日本音響研究所所長の鈴木松美氏。フィリピン政府が発表された銃の発射音とビデオに残された銃声が一致せず、使われたのは、フィリピン兵士が使っていた銃だった。そして、エンジンノイズを除去された音声から兵士が暗殺指令を出していたことがわかり、それを証拠にフィリピンの裁判で証言。そのことによってアキノ氏暗殺は軍部による組織的犯罪であることが世界に知れ渡り、フィリピンの兵士16人が有罪となった。

ちなみに1963年に東京都台東区で起きた幼児誘拐事件、いわゆる「吉展ちゃん事件」で、日本で初めて声紋鑑定が行われ、犯人の声と容疑者の声が一致し、逮捕に導いたことから、今でも科学捜査では欠かせないものとなっている。

第2位 放火殺人犯を逮捕に導いた「似顔絵捜査」

2001年、青森県で起きた消費者金融強盗放火殺人事件。生存者4人、死者5人が出た凶悪犯罪を解決に導いたのは、「似顔絵捜査」。生存者からの証言を基にして作成した似顔絵を公開すると、2000件以上の情報が寄せられた。絵はあまり上手ではないが、もし、リアルなCGで作成すると見る人の想像力が狭まり、わずかな違いで絵が似ていないと判断し、情報が集まらないからだ。事件発生から10ヶ月、似顔絵が決め手となって、男が逮捕された。似顔絵が力を発揮するのは全体的なものでなくて、ほんのわずかな特徴だという。


第3位 わずか0.1ミリから真実を暴き出す「体毛鑑識」

1971年、群馬県で女性が次々と失踪した、いわゆる群馬県連続誘拐殺人事件。犯人を逮捕したものの、決定付ける証拠がなかったが、警察はある男に望みをかけた。その名は科学警察研究所の須藤武雄氏。彼が注目したのは、「体毛鑑識」。DNAを鑑定できる技術が日本にはなかったその当時は、かなり気の遠くなるような手作業が必要だった。その結果、黄菌毛(放線菌と呼ばれる微生物が毛に寄生して起こる一種)が付着していた体毛が
車の助手席から採取した体毛の特徴と一致し、白を切り続けた犯人を追い詰めることができた。


(参考文献 「図解雑学 科学捜査」(長谷川聖治著、日本法科学鑑定センター監修、ナツメ社刊))

鑑識はわずかな証拠から犯人へ繋がるためなら、例え気が遠くなるような作業を諦めない。まさに"We never close!"(決して諦めない)だ。

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2008年5月24日 (土)

CSIの仕事 vol.2

前回はCSI捜査官が犯罪現場で携行する「フィールドキット」の中身を紹介しましたが、今回は紹介の代表格である「指紋」について説明しよう。

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2008年5月19日 (月)

CSIの仕事 Vol.1

CSIの仕事は、犯罪現場で物的証拠を採取する「鑑識」、証拠を「分析」プラス、殺人事件の場合の「司法解剖」を組み合わせることによって、犯罪を実現し、犯人を特定するのが目標である。

今回は、CSI捜査官たちが犯罪現場に持っていく「フィールドキット」の中身をご紹介しよう。

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2008年5月13日 (火)

「今さらだと?いや、これからだ!」vol.4

前回はマイアミキャラを紹介しましたが、今回はNYキャラの紹介です。

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2008年5月 9日 (金)

「今さらだと?いや、これからだ!」vol.3

前回はラスベガス市警CSI夜間シフトチームと彼らをサポートする殺人課刑事と検死官を紹介しましたが、今回は「CSI:マイアミ」からマイアミ・デイド署CSIチームと彼らをサポートする殺人課刑事と検死官をご紹介します。

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2008年5月 7日 (水)

「今さらだと?いや、これからだ!」vol.2

アメリカ本国だけではなく、日本などで人気があるCSIシリーズ。

CSIというのは、Crime Scene Investigation(犯罪現場捜査班)の頭文字から採ったもの。
日本で言えば、警察の鑑識だが、ここでは犯行現場から物的証拠を採取し、証拠品を分析(殺人事件では「司法解剖」が行われるが)、これらを組み立てて、犯行を再現し、犯人の特定をする。

CSIの魅力の一つとして、前回は一話完結でありながら、ところどころにリンクする要素を解説しましたが、今回は個性的な捜査官などを紹介しよう。

第1回は【CSI:科学捜査班】から

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「今さらだと?いや、これからだ!」vol.1

親友から「CSIって何?!」とつっこまれたことがありますが、レンタルビデオでは「LOST」とか「プリズン・ブレイク」とか「24」を力に入れているようだけど、全米視聴率トップ10内に入っているCSIを知らない方ってかなりいるみたい。

マニアからは「何を今さら?!」かもしれませんが、初心者は「今から」だから、私流に「説明しよう!」

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